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進撃の巨人61話「終幕」感想「マリーさんエピも『仕込み』だった!?エルヴィン最大の目的はナイルの転向?」憶測だらけです

進撃の巨人61話「終幕」感想「マリーさんエピも『仕込み』だった!?エルヴィン最大の目的はナイルの転向?」憶測だらけです
調査兵団+駐屯兵団+憲兵団VS王政となれば面白いのにとある方が仰っていたのですがまさに「更にそれを束ねる総統までおまけにドン」で大人たちのごたごたが
 一応幕引きの回です
エルヴィンがあちこちに仕込んでおいた反逆の種がここに来て一気に花咲きました ピクシス司令とエルヴィンの交渉の決裂がフェイクで、実は・・・・というのは鈍感な私でもなんとなく分かっていたのですが、憲兵団トップのナイルまで王政府にたてつく意志を示しました そのトリガーが「エルヴィンとの馬車での思い出話」にあったとは・・・・・。
もちろんナイルは「自分の家族が危ないから王政府を裏切ってエルヴィンサイドにつく」という単純な理由ではないでしょうが 

 以下憶測を含めて駄文
憲兵団は王を護るための組織ですが実際は長い時間をかけ、組織自体が権威に護られ腐敗していたが、組織に入れば壁内で一番安全な地域に住め身分も安定する。 ナイルさんはかつてエルヴィンと共に調査兵団へと進むつもりだったが、愛する女が出来、彼女を一番幸せにする方策は何かと考え、こころざしを変え憲兵団へと進んだ男。 きっとナイルは腐敗した組織の中で、疑念を感じつつしかしことをあらだてないよう日々を送り、出世し、厳しい時代の中で家族を護って来た。 一方で彼は自分たちが住んでいる世界が明日にでも足元から引っくり返る危うい場所であることもじゅうじゅう承知であった。 なにせもう女型の巨人という得体の知れない存在とはしっかり遭遇している。元々調査兵団を目指していた男だから。

 ナイルとエルヴィンの複雑な関係が明らかになったあの馬車回が、今月の61話で憲兵団トップのナイルが対立するはずの調査兵団の味方に付く、その伏線になっていたとみえたのですが、どうなのでしょう。

 あの馬車回と、その後の展開から行ってナイルさんは気持ちは既にエルヴィンサイドにどんどん傾いて行っていたのだと思います。しかし彼はやすやすと転向出来ない。 憲兵団のトップです。 公人としては最後まで調査兵団に対抗しなければいけない立場。

そんな彼がエルヴィン側に行くには、それこそ理屈や大義名分は逆に意味が通らない。もっと感情に訴えるなにか、その場に居合わせた部下や同僚たちに「俺はそうしなければならない 分かるだろう?」と感情に直截的に訴えかけるものが必要だったのではないでしょうか。
それは何か。

そこでエルヴィンとの牢獄での会話が効いてきたように感じました エルヴィンはナイル一家がどこに住んでいるか質問します。 何を悠長に、といぶかしがるナイル 
それでも問うエルヴィン「ナイル、お前の家族はどこに住んでいる?」
 転じて王の間 エルヴィンが処刑台へと連行されるまさにその時もたらされた巨人出現ウォールローゼ陥落の知らせ 混乱を極める居住区は・・・・
そこはナイルの家族が住まうその地、ドンぴしゃ。
というか、あまりにピンポイントすぎます。
ナイルはここで気づいたでしょうね。ああこれは向こうさんの「仕掛け」だ、と。 そうして、この情報を知った「憲兵団師団長ナイル・ドーク」は「家族がその修羅場に居合わせているナイル・ドーク」という存在に転じます。周囲も暗黙の裡に気づくでしょう。上官の家族がどこにいるか位周知でしょうし。ですからここでナイルがその立場をかなぐり捨て、自分の家族を含めた、今危機にさらされている人々を救う側につくのはとても自然なことでしょう。ナイルの態度は父親、家庭人、人間として当然です。いえ兵士としても。 
 多分ナイルはずっと揺らいでいたんじゃないかな。このままではいけないと。 でも王政府に忠誠を誓った身。 その憲兵団の師団長である自分がちょっと上に疑いを持ったくらいで、その忠心を曲げるわけに行かない。ところがそんなナイル達すら動向を把握できない中央憲兵たちの動きが活発になって来て、ナイル達は同じ憲兵団であるはずなのに問題からは蚊帳の外。さらに中央憲兵は新兵器を有し自分たちをも「害する」ことが出来る存在であることが分かる。不信感と危機感がつのるのは当然です。だからといっどうしたらいいのでしょう。ペーペーのマルロやヒッチとは立場が違う。背負っているものが違い過ぎます。私人として思いのままに動ける立場じゃない。

 ところがエルヴィンの問いかけはその後の誤報の内容から推察するに、むしろその私人の立場を利用したらどうかと示唆していました。トロスト区で兵士扇動して混乱起こそうとして「家族が食われてもいいのか?」というピクシス司令の演説に変心したお父さん兵士がいましたが、ナイルの場合はむしろ逆にエルヴィンたちの仕込みを利用して、公人としての立場をかなぐり捨てて半狂乱になってもいい「チャンス」を得たわけです。ナイルはその好機をのがさず、転向。逡巡している憲兵団の連中もその後の総統の登場とナイルの変心で、精神的に制圧された模様。

 エルヴィン達にとって憲兵団を味方につけるのは一番の難所ですが、ナイルがそのトップの立場にあったというのは、エルヴィンにとってかつてない勝機だったんでしょうね。ナイルも又隠ぺいやらなんやら、得体の知れない仕事ばかりさせられ疑念ばかり募るそれまでの立場から、兵士としてなにより人間として戦うべき相手と戦うと言う、本道を取り戻したようです。と、深読みしてみました。以上。

 今回の物語の主軸は「ナイルとエルヴィンの過去の清算」のように見えました
一度はたもとを分かった二人がここに来てタッグを組むことに、とい風に見えたわけですが、だとしたらあつい展開です。 

ただエルヴィンの言葉が不穏「さらに険しい道」ってなんでしょう
 で、子供たちサイド
多分束の間のことでしょうが・・・・
反乱成功の知らせに大喜びの104期 みんな可愛い!大はしゃぎする姿にマジ泣きしました。
ジャンとマルロ、熱いですね。 俺たちやったぜと言う声が聞こえてきそう。
なにより一番うれしいのは以前からロクな目に遭っておらずとうとう人殺しにまで手を染めてしまったアルミンが大泣きしていたこと。 あー良かったまだ泣けるんだねそう言う風に泣けるんだねと胸が痛くなりました。 それを見守るミカサが優しい表情で、これがまた嬉しいやらキュンと来るやら。エレンに見せる戸惑ったような表情と、リヴァイに見せる険しい表情とはまた違うミカサの魅力的な一面です。どんなに知恵がめぐる奴だと言っても、ミカサにとってアルミンはいつまでも「護るべき弟君」的な位置にあるのかもしれません。

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・・・まあでもどうせ、つかの間の平和よね。

またこれから地獄行が始まるのでしょ わかってるやい畜生。
あと「あの方」って誰? あーくそ 考察とかどうでもいいやい 早く
来月来い